アライ エアライズを使用してみて
今回は言わずと知れた日本が誇る山岳テント
アライ エアライズ2についてです。
長きにわたって日本の山岳テントの人気モデルとして君臨するテントです。
他の方々や雑誌等にも様々なインプレが載っていますので詳細は皆さまご存知かと思います。
本社が埼玉の東所沢にこじんまりとあるのはあまり知られていないかもしれません。
今回は私が利用していたエアライズ2についてご紹介いたします。
このテントは2シーズン使用しましたが本当に良いテントだったと思います。
- ダブルウォールモデルとしては軽量
まず、重量についてですが、フライシート含め約1.5キロと軽量
登山用品店で実物をご覧になったかたはお分かりかと思いますが、とにかく軽く収納もコンパクトです。
フライシートも透ける程薄いですが十分な撥水性と耐水圧を兼ね備えています。
いつもソロキャンですが快適性を求めて2を使用していますが上記の通りコンパクトです。
- 設営の簡単さ
2本のエクステンションポールをクロスし、本体のスリーブに通し立ち上げるだけなので初心者や女性でも簡単に設営できます。
- オプションの多様性
スノーフライからフットプリント等、日本のどこの登山ショップに行っても手に入る汎用性
以上かなり簡潔ではありますが、一通りの特徴となります。
次に私が実際に使用してみての特徴をお伝えします。
- 人とかぶりまくる
実用性が高く人気のテントなのでやはりテン場でのエアライズ率はかなり高いです。
山によって異なるとは思いますが、同構造のmont-bellのステラリッジと合わせると多くて7-8割方同じ恰好のテントが占めています。
実際涸沢なんて行くとエアライズのオレンジ・グリーン、ステラリッジのイエローの3色が特に目立ちますよね。
小さいテン場だったら間違えることないですし、ガイラインにタグ等を付ければ自分のテントを認識することは容易かと思いますが面倒ですよね。
実際自分もエアライズを使用していたときは、間違えて他の方が前室のジッパーを空けてきちゃったこともあります。
今でこそNEMOやMSRから日本仕様のテントが台頭してきましたが、やはり最初のテントはエアライズ!という感じが根強いですよね、もれなく自分もそうでした。
- 出入りがおっくうw
前室が短辺にありますので出入りは狭く、ジッパーからぬぅっと生まれるようにしてみんな出てきますよねw
もう寝るだけでテントにこもるだけってゆうならそこまで気にならないとは思いますが、ご飯作ったり水場に行ったり、夜トイレに起きたりとゆう時に実際出入りしやすいとはいいがたいですよね。
- 換気性にやや難あり
ハーフメッシュ構造で換気口もあるので全室をフルオープンにすればそれなりには換気できますが、前述の通り前室が短辺側に設置されていますので風通しは良いとはいいがたいです。
まぁ、強風時の出入りや設置等日本のアルパイン事情をかなり考慮されて作られているので理にかなってるのはわかっていますが、自分のような素人に口出しできるようなことはわかっていますが気になっちゃうんですw
というのも立山BCの際に雨に打たれて防寒具も濡れてしまい結構絶望的な状況だったんです、ほんとはやっちゃいけないんですよテントの中でストーブ付けるのは。
でも外も雨が降っている中でシュラフもフリースも濡れてしまってい暖を取るためには仕方なかったんです。
一酸化炭素中毒の危険も重々わかっていたので、5分置きに換気をすると決めて暖を取っていたんですが、やはり構造上換気がなかなかうまくいかない。
あくまで私の使い方が間違えているだけなんですが、やっぱり凝り性の私としてはもっといいテントがあるんじゃないかと考えてしまうんです。
- 最後に
エアライズって正直本当にいいテントだと思います。
日本の気候や山事情をかなり考慮されているので1つは持っていても損ではないと思います。
かくいう私は売却してMSRのHUBBA HUBBA HPに買い替えてしまいました、すみませんw
MSRのテントについては後日インプレします。