mountain to city

スキー用品、アウトドアに関する事やアウトドア用品のインプレ、旅行記等少しでも皆様のお役に立てればと思います。

スポンサーリンク

ツアーブーツのソール長の話

前回の記事で新しいブーツ選びをしようと決心しましたが、

powderlover24.hatenablog.com

今回はツアーブーツ選びで重要なシェルサイズについてです。

 

※そもそもブーツ選びは自分の足型に合う合わないが一番重要です。

板とブーツを同時に買い替えるならばシェルサイズなんて気にせず、ブーツは一番足にフィットするものを買うのがベストだと思います。

 

まぁなぜシェルサイズを気にするかと言うと、

手持ちのツアービンディングとの相性があるからです。

本当に素人の戯言ですし、そんなことわかってる多勢の方には関係のない話だと思いますのでスルーしてください。

 

テック規格のビンディングアルペン・デモ板に付いているビンディングでは基本的な構造が違います。

基本的にアルペンビンディングは2ピースで構成されていますが、競技用の板には大体プレートが付いていますよね?

競技用のプレートにはプレドリルの穴あけ加工がされていることが多く、プレドリルの穴の位置を変えてビスを固定すれば、ドライバー等の工具は要しますがソール長にピッタリ合わせることができます。

また、競技用ですとレギュレーション等により板の長さも決められているため、板の長さは気にせずビンディングの位置を変えればブーツセンターと板のセンターを合わせることができますよね。

もうメーカーがセンターの位置にプレートを設置してるとなると安心してそれがセンターですw

 

次にデモ板等についているビンディングですが、こちらもアルペン同様2ピース構造となっており、こちらもプレートが付いていることが多いです。

競技用と違う点はデモ板に付いているビンはプレートとの固定方法が、ビス止めではなくレバー等で止められていることが多いです。

なのでドライバー等の工具を使わないで、レバーを引いてビンをプレート上でスライドさせるだけで簡単にソール長を合わせることができますし、こちらもブーツセンターと板のセンターを合わせることができます。

 

最後にツアービンディングですが、テック規格ですと2ピース構造となります。

ATKやPLUMのような山岳レース用のテックも2ピースですよね。

アルペンビンディングとの違いは、基本的に板とビンの間にはプレートはつきません

ですのでトップシートに穴を空け、タッピングビスでビンディング直接マウントします。

インサート加工等特殊なことをしない限り、タッピングビスは基本的にエポキシ樹脂等でがっちり固定されるため、一度マウントすると簡単には取り外しできません。

取ることはできても、同じ穴に再度タッピングビスで固定するのは強度的にも問題があります。

 

なので手持ちのブーツのソールサイズに適切に合わせる必要があります。

前圧調整等の機構によりヒールピースは多少前後することができ調整できますが(メーカーにより幅は異なります)、トゥピースは固定されているためブーツセンターと板のセンターがずれます

まぁ自分のように素人スキーヤー、ましてツアーブーツでファットの板であれば数mmの違いなんて誤差のようなもので、多分左右ずれててもわからないかもしれませんがw

でも、基本自分でビンの取り付けを行ってますし、構造を理解していると自己満の世界ですが数mmの違いもちょっと気になったりしますw

 

多分ブーツを買い替えるとしても普通±0.5㎝のサイズ選びをすると思いますし、その場合は同じシェルサイズの場合なのでソール長が変わらない、もしくはシェルサイズが1サイズ前後するだけで済むと思います。

メーカーにもよりますがブーツを買い替えようってなって、いくらインソールやソックスが変わっても今履いているブーツから±1.5㎝のものに変えてシェルサイズか2つ違うものになるなんてことはまずないかと思います。

なんで、実際にはあんまりソール長なんて気にしなくていいと思いますw

 

でも、例えばソールを交換すればアルペンビンディングに対応しますよというようなコバの長いブーツから、もう絶対ロングツアー向けですよ的なブーツ(例えばArcのプロクラインやDYNAFITのTLT系のようなコバがほとんどないタイプ)へ乗り換える際にはちょっと気にした方がいいかもしれません。

上述のように大きなサイズ変更でなければ全くは問題ないんですが、万が一にも履けなかった場合はビンディングを再マウントしなくてはいけなくなります

強度的にも元の穴埋めを行うとビスの位置はトップorテール側に1センチほど前後にずらさないといけません。そうするとセンターを確保することは物理的に不可能になってしまいますよね。

まぁ、スキーセンターにビンディングを付けるっていうのはあくまで一般的であるだけで、1〜2㎝インセット・オフセットは問題ないすし、滑り方によっては敢えてメーカーセンターを外してマウントするぐらいの方もいらっしゃいます。好みの問題だと思います。

実際の板にはセンターの前後に目盛りがあるぐらいですし。

あと、ツアービンディングでもフレームタイプのビンディングでしたらソール長は基本的に気にしなくて大丈夫です。

 

私は手持ちの2本の板を生かすべく、念には念を入れても損はないと思いましたので備忘録的にこのブログを書いています。

基本的にメーカーのHPを見てもMP(モンドポイント、所謂㎝表記)は載っていますが、そのサイズのソール長の記載はありません。

アルペンブーツであればこのシェルだったら何mmとか結構見かけることはありますが、ツアーブーツに関してはまず情報が少ないですよね。

お店に行ける環境にあれば実物を見れば確認できますが、実際に欲しいブーツがお店にない可能性もありますよね。

特にツアーブーツ自体取扱量が少なく、いくつか気になっているブーツがあっても全て揃っている可能性は少ないですし、ましては同じサイズが揃っているなんて確率的に低いですよね。

 

まぁこんなこと気にしてるのは一部の人だから情報が少ないのかもしれませんがw

そしてお店の人に聞けばもしかしたら普通にわかるかもしれませんw

ただ、なかなかそんなの聞くのもめんどくさい客だなと思われるのが嫌ですしw

 

色々ネットを調べると有用なサイトを見つけることができました。

ドイツのアウトドアショップのHPなんですが、ツアーブーツのMPとソール長の一覧が掲載されています。

実際このお店の店舗に行ったことがあるんですが、店員さんも気さくに声を掛けてくれてとても良い印象のお店でした(決して店の回し者ではございませんがw)。

おそらく日本で購入できるであろう現行モデルのツアーブーツは全て網羅されていると思います。

海外ブランドの登山靴ですとEU表記(42とか)が一般的で日本人に馴染みのある㎝表記は優先されてませんよね。

でもスキーブーツの場合は、登山靴メーカーでもなぜかEU表記よりもモンドポイントが優先されて採用されているため、日本人にはとてもわかりやすいです。

 

www.sport-conrad.com

 

こちらのお店は日本へのShippingも行っているようですが、日本に代理店があるような大手メーカー等は買えません(普通はこのメーカーは買えませんとかいう一覧があることが多いのですが、このサイトはどこ探しても載ってないような気がします。カートインしてもorderは通りませんのでご注意ください)。

 

あと、これは輸出入の話になるんですが、ドイツの貿易協定で商業品を除く商品のEU外への輸出制限としてOrderValueが€1,000を超える場合、免税の簡易手続きが適用されなくなります。そのため多くのお店が€1,000以上のオーダーは基本受け付けないようですのでご注意ください。

そんなプチ情報を知ったかぶりで書いていますが、OrderValueというものが果たして送料込みのインボイスなのか、商品価格だけのインボイスのどちらかを採用するのかはどこを調べても見つかりません…。

 

今回の記事もほぼ無意味な内容ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

スポンサーリンク