シーズン中にマテリアル変更計画(ブーツの選びの話)
これまた本当にどうでもいい話をします。
私は実際にアルペン競技をやったこともありませんし、技術選にも出るわけでもありませんし、どこどこのスキー連盟に加入しているわけでもありません。
というかそんな腕は持っていません。
ただ週末になったらそわそわし始め、自分の気持ちのいい滑りをしたいだけのホビースキーヤーの一人です。
でも、凝り性な私にとってスキーというマテリアルを多用するスポーツは、滑る楽しみと同様にマテリアルを選んだり見たりするのも楽しみの一つです。
まぁ、かと言ってゲレンデとかツアーで他の人の道具をじろじろ見たり、声を掛けたりするような人間ではありませんw
自分の好きなマテリアルを身に着け、自分の好きなように滑るっていうのは自分の実力の中でできる単に究極な自己満足の世界だと思っています。
アルペンレーサーは0.1秒を争うような滑りでとてもかっこいいなとは思いますが、自分には次元が違いすぎてもはや別競技にすら思えます。
前置きは長くなりましたが、今回はツアーブーツ選びについてです。
ブーツのフィッティングがスキーの上達や滑りを左右するっていうのは昔から言われてますし、先輩方がフィッティング云々に関してはたくさん記事にしていますよね。
なのでただの素人の私がああだこうだ講釈するつもりはございません。
なぜこんな時期にまたブーツ選んでんの?って感じですが、
- ブーツを買った目的が当初とズレてきた
- 新しいのが欲しいw
ってゆう単純な理由です。
後者は最大の理由ですがもはや理由になっていませんので、前者だけ説明しますw
実際に以前記事にもした通りDYNAFITのVALCAN MSを購入しました。
当初は春先のテン泊(主に立山ですが)を想定し、
- ロングツアーでも快適な可動域を確保
- 滑走性も備えている
この2点を基準にブーツを選び最終的にはVALCANになりました。
実際にこの2点は十分合格点を与えられる(上から目線ですがw)内容のブーツでした。
でも、前述の通りの週末スキーヤーにととって
果たしてロングツアーに行く頻度ってどうなの?
ゲレンデ滑る頻度の方が多くない?
ってことに遅ればせながらとうとう気づいてしまいましたwww
スキー場や山の近くに住んでいるわけではない一般的なスキーヤーにとって、所謂THE DAYに当たる確率は少ないですよね?
今日の夜雪降るみたいだから、明日の朝ちょっと滑りに行くか!と片道数時間の運転なのに散歩気分ではいけませんよね?
数日前から用意してワキシングして、出発の前の夜も忘れ物がないかチェックして車乗る前も忘れ物ないかそわそわしちゃうぐらいのイベントですw
話は脱線しましたが、こんな理由でやっぱりゲレンデを滑ることが圧倒的に多いんですよね。
ツアーブーツを買ったらBCしまくるぞ!と意気込みましたが、結局は地の利には勝てず楽して滑りたいっていう妥協には勝てませんw
なので当初の目的とは多少の相違を感じ、ブーツを買い替えよう!って気持ちになりました。
いや、それを口実にただ単に新しいのが欲しかっただけです!
こんな長文を書いて正当化してるだけで、新しいのが欲しかったんですwww
昔こそスラ板に乗ってガチガチのアルペンブーツを履いてデモの真似事のような滑りをしていましたが、今はファット2本をメインに乗っていますのでブーツはもちろんツアー用規格です。
アルペンブーツとツアーブーツの決定的な違いはソールです。
(もちろんウォークモードの有無による構造の違いも決定的ではありますが)
ツアーブーツっていうものはハイクを前提に設計されているので、ソールは基本的にvibram等の凹凸のあるゴムソールが主流です。
まぁ、何でこんなにソールの話をしているかというと
- 例えばDYNAFITのテック規格ですと、スキーとの接点は前後のピンで挟むだけです。
- 例えばMarkerのキングピンですとヒールのコバは抑えられていますが、ソールの接地面はゴムです。
- 例えばハイクモードが付いていないGriffonID等のビンディングも前後のコバはアルペン同様押さえられていますが、接地面はゴムです。
板への力の伝わり方がアルペンソールと違ってアバウトなんです。
アバウトだったら何でもいいじゃんと思いますし、ホビースキーヤーごときに多少の差異なんてわからないかもしれません。
でもだからこそブーツ選びは滑り方と目的に合ったものを選ぶことを強くお勧めします。なぜならば自分は新しいのが欲しくなって買い替えたいと思ったからですw
そんなこと言われなくてもわかってるわ!と思われるかもしれませんがw
実際にVALCANを履いていてアルペンブーツとの構造は違えど、カーボンシェルとタングにより十分な剛性を確保できていますし、高速域でもその剛性は十分に感じました。
ただ、、、
ふとアルペンブーツを履いてしまったんです。
やっぱりツアー用とは全然違いますw
なにこれ、めっちゃ膝入って前傾効くじゃん!ってw
当たり前なんですよね、ツアー規格っていうのはあくまでハイク時の快適性も想定してるわけですし。
果たしてリフトに乗る時ですらバックルを緩めなきゃいけないぐらいのフィット感では1日中履いてられないだろうと。
頭ではわかってはいるんです、そもそも比較するものではないと。
でも、うーんやっぱりオーバーラッピング構造の方がフィット感あるし、4バックルにパワーストラップってすごい安定感なんです。
今まで比較対象がなかったので満足してました(アルペンブーツとそもそも違うって上で書いてるのに自己矛盾ですが)。
VALCANだってフラッグシップモデルですので一番いいやつなんですよw
でもやっぱりツアー行く頻度よりゲレンデ滑ることの方が多いし・・・ってことで
- オーバーラッピング構造
- 4バックル
この2点を満たしたブーツに切り替えよう!ってなりました。
本音は「切り替えよう!」じゃなくて「欲しい!」ですけどw
今の板を生かすべくこの条件を満たすブーツを探すことになり候補を探すことに
テクニカのZeroGやスポルティバだって4バックルブーツを出しています。
他にもATOMICやLANGEからも出てますが、昔履いたことのあるアルペンブーツのラストが全く合わなかったですので除外しました(今はサーモフィットが主流なのでぴったり合う可能性もありますが)。
まず5.のDYNAFITのBEAST
これは履いたこともあるんですが、バックルがちょっとごちゃごちゃしてて操作性が悪いので除外
自分にはグローブをしたままバックルを操作できそうにありませんでした。
あとインナーが結構柔らかかった印象です。
1.のマエストラーレRS
フレックスも固めですし、バランスが取れていてとても良さそうと思いましたが、現行モデルはバックルが3つに減っています(その代わりワイヤー使用に)。
4バックルの型落ちモデルをわざわざ探して買う必要あるかと疑問になり除外
3.のFREEDOM SL
これは実際に履いたことあっていいブーツなんですけど、耐久性に関してなんですがインナーのへたりがちょっと気になります。
このシェルの形ってかなりLANGEのRSシリーズに酷似してるのは気のせいでしょうか。
あとフレックス120程度ですが、実際に履いてみるとちょっと柔らかいかなってことで除外
残るは
2.SCARPA FREEDOM RS
3.NORDICA STRIDER PRO
の2択です。
この2つは究極的に悩みました。
禿げるぐらい悩み通しましたw
SCARPAはFREEDOM SLを履いたことあるんで、RSもきっと間違いないだろう。
でもなんかその安心感を求めちゃってる自分てどうなんだろうwとか
高いしなーとかw
NORDICAのラストはアルペンブーツでも自分の足に超絶フィットするから期待値高いんですが、
今期から出たモデルなんでレビューが全然ないんですよね・・・。
海外のレビューも全然上がってないんでどうなんだろう、でもここは人柱になるしかないかと思ってはいましたw
ソールもミシュランを採用しててVibram使わないというコンセプトも面白いですし、インナーにPrimaloft使ってるのも惹かれるし、でもインナーのアウトソールにコルク使ってんのって耐久性どうなんだろうとかw
いい大人がこんなどうでもいいようなことを考えて考えまくって出た結論としては
もうめんどくさいから安い方を買おう!
もうこの究極に単純な結論に収斂しましたw
こうしてこの超絶単純だけれども、どちらを選ぶかは価格次第という曖昧な目標を持ってネットを探すという日々が始まるのでした。