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リモワを買いにドイツまで行った話(2017/6):ノイシュヴァンシュタイン城に自力で行く方法編

今回はノイシュヴァンシュタイン城自力で行く方法です。

予約方法から行き方までご紹介します。

 

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まずノイシュヴァンシュタイン城の紹介ですが

バイエルンルートヴィヒ2世によって19世紀に建築された。オーストリア国境に近いオストアルゴイ郡フュッセンの東南東方向(直線距離にて約4km)に位置し、近隣には、ルートヴィヒ2世が幼少時代を過ごし、彼の父親が所有していたホーエンシュヴァンガウ城がある。
ノイシュヴァンシュタインという名は、現在ホーエンシュヴァンガウ城のある地にかつてあったシュヴァンシュタイン城にちなみ、1890年になってから付けられた名であり(「ノイ (Neu)」はドイツ語で「新しい」の意)、建設当時はノイホーエンシュヴァンガウ城と呼ばれていた。シュヴァンガウは、「白鳥河口」の意味の地名で、ホーエンシュヴァンガウは、上シュヴァンガウ村のことである。
一見すると伝統的な建築方式で造られているように見えるが、石造りではなく鉄骨組みのコンクリート及びモルタル製で、装飾過多であり、耐候性や耐久性も低かった。この城は軍事拠点としての「要塞」としてではなく、また政治や外交の拠点としての「宮殿」として建設されたものでもなく、後述のようにルートヴィヒ2世のロマンティック趣味のためだけに建設されたもので、ドイツの城館に本来は必ずあるべき小聖堂や墓地がこの城にはなく、玉座を後回しにしてもヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が建設されるなど、実際の住居としての居住性はほとんど考慮されておらず、施設としての実用性は無視された設計になっており、居住にも政務にも(もちろん軍事施設としても)不向きな城である。
現在はロマンチック街道の終点として、人気の観光スポットとなっており、内部を見学することができる。

↑こんな感じです。

シンデレラ城のモデルとなったお城として有名ですよね。


今回はノイシュヴァンシュタイン城まで全て自力で行く方法をお伝えします。


まず、最初にチケットの予約方法です。

ここは日程が決まっていれば事前に予約ができます。

お城を外から見るだけでしたらチケットは不要ですが、せっかくなので豪華絢爛な内装を見たいですよね?

そのためにはチケットが必要になります。

チケットにはオーディオガイドが付いていますので日本語の案内を聞きながら見学できます。

人気観光地ゆえ、季節や時間帯にもよりますが混雑が予想されます。

実際に行った6月下旬の平日でもかなりの混雑でした。


まず、ノイシュヴァンシュタイン城公式チケットセンターHPにアクセスします。

  • 人数
  • 希望時間帯
  • 希望言語
  • 個人情報、クレジットカード

の入力が求められます。全て英語に対応していますので簡単ですよね。

なお、クレジットカードの入力ですが、この時点では決済されず現地での決済になります。

本人確認みたいなイメージでしょうか、ただ必須項目なので否が応でも入力しますw


これで予約完了!と思うかもしれませんが、こっからちょっとアナログです

入力した日程と時間帯はあくまで希望であって、運営側も申し込み状況を見ているようで調整されます。

こんな自動返信メールがとどきます。

This is an automatically generated email.
PLEASE DO NOT REPLY TO IT!
Changes of your reservation can only be processed after your reservation is confirmed.

Dear Sir or Madam,

thank you for your request.

Your reservation request will be processed by our staff of our reservation department.
You will receive a confirmation as soon as possible depending on availability!

Please note that the requests are prioritized by date.
Confirmations for later months will be delayed.
We kindly ask for your patience.

Best Regards

Ticket Center Hohenschwangau

要は、まだ予約完了してないよ、調整してまたこっちから時間帯指定するからその案内を待ってね!って感じです。

実際に私は12:30に希望時間帯を申請したんですが、帰ってきた結果は以下の通りです。

PDFが添付されています。

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この内容は

13:45に予約完了したから遅くとも12:45までにはチケットセンターに到着してね

この時間過ぎると自動的にキャンセル扱いになっちゃいますよ!

ってゆうような感じです。


なので、多分ですが、日程が決まってる人は早めに予約した方が希望時間帯が取りやすいんではないかと思います。


まぁ、ここまできてひとまず予約は完了しましたので、当日券を求めて数時間並ぶという手間は省けました。

 


次にノイシュヴァンシュタイン城までの行き方です。

これは結構気になる方は多いんじゃないかと思います。

実際は電車とバスを乗り継いでいきます!込々で片道3時間弱といったところでしょうか。

まず、電車のチケットを買いますが、私は当日慌てたくないのでチケットを前日に自動販売機で購入しました。

ここで重要となるのがバイエルンチケットという種類の乗車券です!

これってその当日のバイエルン州の鉄道とバスが乗り放題になる切符なんですが、1日€25で買えます。

バイエルンチケットを買わずに普通の乗車券だと片道€30掛かりますので使わない手はありませんよね。

チケット買う際の画面を写真に撮ってきましたので参考になればと思います。

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次に電車の時間とバスの時間ですよね。

電車(DB)でミュンヘンからフュッセンというところまで行って、そこからチケットセンターのある麓の街Hohenschwangau(ホーエンシュヴァンガウ)までバス(10分程度)で向かいます。

↑ここまではバイエルンチケットが使えます。

予約した時間に合わせて乗る電車とバスを決めましょう。

DBのサイトに行けば(もしくは携帯のアプリ)、親切にもミュンヘン中央駅からHohenschwangauまで電車とバスの乗り継ぎを含めて表示されます。

www.bahn.com

 

私の場合は12:45までにチケットセンターに到着しなければいけなかったので、

【電車】

【バス】

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という電車とバスに乗りました。


ホームの番号まで親切に書いてありますのでわかりやすいですよね。

ちなみに1等席2等席があり、買ったチケットは2等席なので2等席に座ります。

座席は指定ではなく、先着順です

私の場合ミュンヘン中央駅のホームに出発の25分くらい前に到着していましたが、始発だけあってかもう電車はホームに停車しており乗れる状態でいました。

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最初どれが2等席か迷いましたが、車両に2と書いてありますw

1等席はかなり少なくて逆に2等席がどれかわからずパターンでしたw

2等席でも、イメージ的には湘南新宿ラインのグリーン席みたいな感じですかね。

湘南新宿ライン乗ったことないんでわかんないですけどw

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私が乗った時間には誰も車両にいませんでしたが、発車時間が近づくにつれどんどん乗車してきてほぼ満員になりました。

余裕ぶっこいてボックス席に一人で座ってたんですが、相席申し込まれましたw

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そんなこんなで出発です。

途中で駅員が車両を回ってチケットをチェックしに来ますので、バイエルンチケットには名前を記入しておきましょう

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ここからはTHEドイツ!というような田園風景がひたすら続くこと2時間です。

世界の車窓から的な景色で最初はいいんですが、されど行っても行っても本当に景色は変わりませんw

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しかもカッコいい電車で速そうなのに、なんか各停レベルなんじゃないかってぐらいのスピードですw

でも、フュッセンは終点なのでどこで安心して座ってられますね。

景色変わらないので寝てもいいかもしれませんw

自分はソロなのでさすがに寝れませんが。

 

フュッセンに到着すると駅の目の前にバス停があります

基本的に電車と連動してバスもありますので来たバスに乗れば大丈夫です。

ちなみにバスは73番と78番系統のどちらに乗っても着きます。

10分弱でいよいよ城の麓まで到着します。


バス停を降りて登り方面100mほど先チケットセンターがあります。

当日券の人は我先に向かった方がいいと思います。

実際かなり並んでましたので。

予約組は余裕ぶっこいて高みの見物的な感じで隣の予約専用レーンに並びます、といってもすぐです。

レーンはこのように分けられてます。

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返信メールに添付された時刻が書いてあるPDFを印刷したものを見せるとすぐにチケットを購入できます。

チケット料金は€13です(別途サービス料€1.8)。

そしてチケットセンターから城までは

  • 徒歩
  • 馬車
  • バス

で行けます。

実際クソ暑かったんで絶対バスをお勧めします!w

ここまでミュンヘンの気候に触れてませんでしたが、超絶暑かったです。

なんか事前に調べた情報だと6月の平均最高気温は25℃ぐらいとかどこも書いてあったんですが、実際はクソ暑かったです。

余裕の30℃超えでした。でもでもヨーロッパだしカラっとした暑さなんじゃないの?って思うかもしれませんが、不快指数マックスです。

普通に湿度あって、なんなら7月の東京なんじゃないかってぐらいでしたw

旅行期間全て晴れてくれたのはいいんですが、全てクソ暑でしたw



すいません話は逸れましたが、

お子さんがいたり時間に余裕がある方は馬車とかもいいかもしれません。

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徒歩は登りですし1時間弱掛かるようなので夏は結構きついと思います。

 

 

ちなみにチケットセンターから更に200mほど行ったところにバス停があります。

これがバスのチケット売り場兼バス停の写真です。

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このバスはバイエルンチケットは使えませんので、片道€1.8を支払います。バスで大体10分弱でしょうか。バスを降りるとお城まではすぐです。

ちなみにこのバスですがどうやら時刻表はなかったと思います。

アナウンスで「次のバスはティータイム入っちゃってるから、20分は来ないから乗れるならこのバス乗っちゃって」とか言ってましたw

そして、結構な山道なのに運転手は超飛ばしますw


バスで到着したら先にマリエン橋に寄って、マリエン橋からのお城という絶景を堪能することをお勧めします。

バス停からマリエン橋までは3分くらいですのですぐです。

そこからの写真がこんな感じです!絶景です!

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ちなみに橋は混雑していますのでこんな感じで人がごった返しています。

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橋からの絶景を堪能したらお城まで向かいましょう、橋からは5分弱で着きますのですぐです。

もうお城は目の前です!

目の前にするとかなり高い建物で、よくこんなところに建てたなと感心します。

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そしていよいよお城への入場ですが、何でわざわざ時間指定されたのかってゆう謎がここで解けます。

予約方法はアナログ感満載だったのに、ここにきてすごい洗練されたドイツのセンスを見せつけられますw

なんとお城への入り口はバーコード式の自動改札になっています。

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自分の組(今回は469番)の番号の順番が電光掲示板に表示されていますので、その番号にシステムが切り替わらないと入場できない仕組みとなっています。

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ちょっと早く着きましたのでお城の階段で一休みです。

みんな電光掲示板前で順番待ちでたむろってますw

そしていよいよ順番が来て開札となります。

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同じ組の人は大体20人ぐらいでしょうか、ひとまとまりでみんな一緒に入場します。


ただし、城内は撮影NGですのでこちらではお見せできません。

建築技法や芸術品も様々なテイストを盛り込んでいるお城なのでなかなかおもしろいです。

日本語のオーディオガイドもきちんと対応していますので何不自由なく鑑賞できます。

当時のテイストを思う存分目に焼き付けてきましょう(もうすぐにでも忘れちゃいそうですがw)

そして全て見終わって退城する感じです。

 

 

帰りのバスなんですがやっぱり時刻表はないので、来るまでバス停で待つってゆうスタイルです。
ここちょっとドイツらしいシステムに改善してほしいですよね!

バス停の標識もなく小さい休憩所みたいなのが建ってるだけです。

20分ぐらい待ってようやくバスが来ました。

これでまたまで戻れます。


ただ、ホーエンシュヴァンガウについても、ここもバスの時刻表がありません

DBの管轄だから大丈夫だろうと思い、電車の時刻は把握していましたが、帰りのバスの時間まではメモってませんでした。

しかもこのあたりはWi-Fiつながりませんので調べようがありませんでした。

大体30分くらい待ちましたかね。やっとバスが来ました。

このバスも勿論バイエルンチケット使えますし、フュッセンが終点ですので安心して乗れますね、というか10分弱ですが。


そんなこんなでやっとフュッセンに到着しました。

帰りの電車ですが、ミュンヘン中央駅行きは1時間に1本程度しかありません。
直通じゃない場合(1回乗り換え)もありますので注意が必要です。

でも幸い自分は目星をつけて調べておいたフュッセン16:06発の直通電車に乗れたのでラッキーでした。

というか完璧に事前予定通りでした。

バスの待ちはありましたが、帰りも乗ろうと思ってた電車に乗れたので。

多分あの日ノイシュヴァンシュタイン城に行った人の中で一番スムーズに観光をしたぐらいの自信がありますw

ちなみに乗る電車によっては乗り換えがあるので注意してねってゆう掲示も写真に撮ってきたので参考になればと思います。

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16:06フュッセン出発する直通に乗り、お尻が痛くなるのを我慢しながら2時間ちょっとで18:05ミュンヘン中央駅到着です。

マジ完璧すぎる1日でしたw

実際に予約も済ませて、電車も事前に調べた通りに電車に乗れたとしても、ノイシュヴァンシュタイン城に行くとなるとほぼ丸1日使う感じですね。

日本で言うなれば、新宿から日光東照宮まで観光しに行くぐらいのレベル感だと思います。

そう考えるとなかなか日帰りってのもハードですね。

時間に余裕のある方はホーエンシュヴァンガウに泊まるってゆうのも手だと思います。

実際街並みも素敵でした(チラ見程度ですがw)。


あと、実際行ってみて注意点というか知っておいた方がいいというか実際に行くまでわからなかった情報ですが、

お城の近辺にはジュースや食べ物を売っている場所がありません!

朝出発時に500mlの水を買って持っていきましたが、行きの電車で半分ほど飲んでしまい、着いてからもクソ暑いので飲み切っちゃったので喉からっからでした。

帰りのフュッセン駅の売店で水1リットルをやっと購入し大の大人が一人でガブ飲みしたぐらいですのでw

ちなみにこの日の道中では日本人は1組しかお会いしませんでした。

アジア系の方もかなり少なかったように思えます(時期的にかもしれませんが)。

かなりの長文になってしまいましたが、ノイシュヴァンシュタイン城に自力で行く方法の情報としては網羅できたかと思います。

自分の体験が少しでもご参考になればと思います。

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